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会長あいさつ

 大阪司法書士会のホームページをご覧いただきましてありがとうございます。
令和5年5月20日に開催されました、第138回定時総会において会長に選出されました谷 嘉浩と申します。

 明治5年8月3日付太政官無号達の司法職務定制において、司法書士の前身である「代書人」が定められたことが、私たちのルーツとなっております。その後、昭和53年に司法書士は国家資格となり、平成14年の司法書士法改正によって、司法書士に簡易裁判所における訴訟代理権が付与されました。そして、現在では多くの司法書士が、登記、裁判、成年後見など多方面で活躍しています。

 その一方で、司法書士は、阪神淡路大震災や東日本大震災などの被災地において仮設住宅を回りながら被災者の皆様の相談を受けたり、過疎地での無料相談会を開催したり、法的な悩みを抱えた市民の皆様に対して、法的サービスを提供して参りました。また、高校等に出張しての法律講座や親子法律教室の開催、ヤミ金業者の撲滅への取組や多重債務者の救済、生活困窮者への支援活動など、社会問題にも積極的に取り組んで参りました。

 このような実績が認められ、令和元年の司法書士法改正において、第1条に「司法書士は、この法律の定めるところによりその業務とする登記、供託、訴訟その他の法律事務の専門家として、国民の権利を擁護し、もつて自由かつ公正な社会の形成に寄与することを使命とする。」という「使命規定」が定められるに至りました。

大阪司法書士会では、国民の権利を擁護するための活動の一環として、大阪府下3か所の総合相談センター、40か所以上の市区町村や行政機関での常設相談、電話による相談や女性とこどものための専門相談会など、数多くの無料相談会を開催しております。また、司法書士に業務を依頼したい方にはお近くの司法書士の紹介も行っております。

私たち司法書士は、身近なくらしの法律家として、皆さまの期待に応えて参りたいと思います。是非お気軽に大阪司法書士会にご連絡ください。

2023年(令和5年)5月20日
大阪司法書士会会長 谷  嘉 浩